RESEARCH


研究内容


協調作業環境


スマートフォンやタブレットPCといった電子端末の利用者の増加にともない,これらの電子端末を持ち寄って”協調作業”を行う機会が増えています.協調作業とは複数人が互いに協力しあいながら行う作業であり,一人ではなし得ない新しい価値を創造することができます.

本プロジェクトでは,協調作業の支援を目的にした研究を行っています.特に,携帯端末の特性を活かした新たな作業形態およびユーザインターフェースの提案を行っています.

例えば,タブレットPCを用いて仮想的なテーブルトップ環境を構築する研究や,”フリック操作”のような直感的なユーザインターフェースの導入を目的に,端末内蔵のカメラを用いて端末グループを形成する研究を行っています.


モバイル体験


近年、スマートフォンやスマートウォッチ等、携帯して持ち運べるモバイル端末の普及が著しくなっています.

こうした端末やビーコンなどの媒体を用い、ユーザの状況や変化を認識できます.「モバイル体験」では、それに基づき情報を提供し、問題を解決するシステムについての研究を行っています.

協調メディア研究室では「モバイル体験」に関連して、社会問題として深刻なスマホ依存の抑制、障害者の支援、博物館における来館者の体験向上を目的とする研究がなされています.


児童向け教育支援


2020年から小学校においてプログラミング教育の必修化が決定するなど、初等教育におけるGUIプログラミング環境を用いたワークショップや授業が近年注目を受けています。「児童向け教育支援」では、協調学習支援やコミュニケーション支援といった参加者の交流支援を目的とした研究や、アイデア共有支援や相互評価支援といった児童の学習支援を目的とした研究など、ワークショップの参加者に対して高い教育効果をあげることを目標とした研究を行っています。

例えば、“実行画面を共有する協働プログラミング学習支援システムの開発”では、一般的な児童向けGUIプログラミング環境であるScratchの機能を拡張し、プログラムの実行画面をワークショップの参加者で共有することで、参加者同士の教え合いを促進させるような研究を行いました。


ソーシャルネットワーク


近年は,TwitterやFacebook等のSNSが普及しており,新たな友人関係の構築や講演会や勉強会といったイベント情報の拡散などに利用されています.このようなSNSでは,日々膨大な数の投稿がユーザからされており,投稿された情報に対して様々な試みがなされています.

「ソーシャルネットワーク」では,SNSでユーザから配信される情報を収集・解析することで,目的にあわせたユーザの推薦など新たな価値を見出す研究を行っています.

具体的なテーマとして,イベントの主催者が招待する人物を見つけるためにTwitterからユーザ特性を推定する研究や上位語とtf-idfを用いたコサイン類似度によるFacebookのページの推薦する研究を行っています.


分散システム


「分散システム」では,クラウドコンピューティングやP2Pネットワークなどの分散処理技術について研究をしています.

本プロジェクトでは,分散システムにおけるスケーラビリティやネットワークの信頼性向上を目指しています.

具体的なテーマとして,WebSocketを用いてWebブラウザ上でアドホックマルチキャスト環境を構築する研究や, 同じ興味を持ったユーザのグループにおいて,スマートフォンなどのユーザ端末が自律的に情報とその情報に対する評価を一緒に,回覧板のようにまわす情報交換・流通環境の構築があります.


研究成果(年度別)